ちゃこのカケラ

作詞、作曲、歌うたいの 気づきのヒミツの保管場所

あなたの好きなものなんて分かるわけない

バンドをやってると、バンドメンバーがこう言う。

 

「おれ、この、Cメロの入りが全員でちょっともたつくんだけど、

みんなの息が合ってて一緒に「よいしょ」って行けるから、すごく好きなんだよね」

 

 

かたや一方、

「私はAメロの、アクセントが表じゃなくて2拍目に来るところが好き」

 

気持ちいいところが違うってことは

聴いてる人もそれぞれ好きなところがバラバラってことやなって思った。

 

 

かっくいい楽曲にはたくさんの仕掛けがあって

どれがフックになってその人響くかなんて

こっち(作り手)が決められるもんじゃないなって

 

 

 

いや、決めてるんやけどな。

ここでこうしたら、かっこいいよね?

って演って、

狙いどおり、かっくいー!ってなってくれればそれはそれで相思相愛なんやけど、

 

 

っていうよりも、

自分が意識していない、タメとか表情とか手癖とかで

お客さんにキュンって来てもらえたなら

もうそれは、演ってるだけ、生きてるだけで

 

発信になってて

 

何かを与えられるってことなんやろうな、とおもった

 

 

私、あなたじゃないもの。

あなたが何が好きかなんてわかんない。